男性(20代/会社員)
傷病名:高度難聴
決定した年金種類と等級:障害基礎年金2級
ご相談者様は先天性の難聴でした。
幼少時に障害者手帳を取得し大学卒業後は障害者雇用でIT企業の技術職で勤務していました。
職場では難聴のため同僚とのコミュニケーションが捗らず、ストレスから難聴が悪化してしまいました。
病院を受診したところ聴力の悪化が認められ障害者手帳の等級が変更となりました。
手帳の等級変更に伴い、障害年金の障害認定基準に該当したことが判明し、ご相談のメールを頂きました。
当センターでは手話ができる職員がいないため、聴覚障害の方のお手続きの際はメールと郵便のやり取りでご契約から事務代行まで行っております。
今回のご依頼では、幼少時に受診した耳鼻科へのカルテ保管確認や、現在受診している病院へ診断書の不備訂正をお願いするなど、電話連絡を全て代行させて頂きました。
高度難聴で障害基礎年金2級を取得、年間約78万円を受給できました。
女性(30代/無職)
傷病名:聴覚障害及びそれに伴う言語障害
決定した年金種類と等級:障害基礎年金1級
カンボジアで出生。
3歳の時に高熱を出し、聴覚が失われ、声も出せなくなりました。
その後は学校に通うことができず、カンボジアの障害者団体のボランティアから勉強を教わりました。
障害者同士の国際交流会で出会った日本人男性と結婚したため来日。
国民年金加入とともに障害年金の申請を行うことになりました。
初診日の証明に大変苦労した案件でした。
30年近く前である上にカンボジアの病院はカルテを保存する義務がなく、病院からの証明を取得することは不可能でした。
そのため、同じく聴覚障害1級の夫が単身カンボジアに渡り、当時を知る第三者の方々5名に「初診日に関する第三者からの申立書」を記載いただきました。
(その間、不明点については夫がカンボジアから社労士までメールを送りやりとりしました。)
第三者申立書は現地の言葉で書かれておりますので、年金事務所に提出する際には翻訳家に日本語訳を依頼するなど、外国人ならではの作業がありました。
障害基礎年金1級を取得、年間約120万円を受給しました。
男性(50代/会社員)
傷病名:両側感音性難聴
決定した年金種類と等級:障害厚生年金2級
支給月から更新月までの支給総額:約670万円
電話の音が聞き取りづらい、会議などで他者の発言が聞き取りにくいと言った症状があらわれたため受診。
両側感音性難聴と診断されました。
MRI検査をうけるなどしましたが、原因はわかりませんでした。
定期的に経過観察を続けますが後ろから話しかけられても気がつかない、テレビの音が聞き取れないなど聴力の低下が顕著になったため、人工内耳手術を検討しています。
初診は20年も前でしたのでカルテは残っておりませんでした。
幸いにして相談者様が会社提出用の診断書や治療報告書等をすべて保管しており、受診状況等証明書が添付できない申立書に参考資料として添付することができました。
現在通院している主治医に作成いただいた診断書には医師の押印がありませんでした。
障害年金の手続きでは診断書の記載項目や内容に関して厳しいチェックを受けます。
不備があると受付してもらえないので、当センターで確認の上、加筆、修正をいただくケースもあります。
相談者様との連絡はすべてメールで対応しスムーズに手続きを終えることが出来ました。
障害厚生年金2級を取得、年間約230万円を受給しました。
女性(50代/無職)
傷病名:聴覚障害
決定した年金種類と等級:障害厚生年金3級
支給月から更新月までの支給総額:約200万円
お電話でご相談いただき、後日、無料相談会へご参加いただきました。
20年以上前から話が聞き取りにくいと感じ始めたそうです。
加齢によるものと考えて耳鼻科は受診せず、市販の補聴器で対処しておられました。
鼻の疾患で耳鼻科を受診した際に聴力検査を受け、聴力の低下を指摘されたそうです。
両耳の聴力レベル値から障害等級3級に該当すると判断しました。
相談から請求までのサポート通常は初診日を証明するために受診状況等証明書という文書を作成してもらわなければなりません。
しかし初診の医療機関と、障害状態を審査してもらうための診断書の作成医療機関が同じである場合は、診断書だけで初診日の証明も可能なため、受診状況等証明書を作成してもらう必要がありません。
この方はどこにも通院しておられませんでしたので、鼻の疾患で受診した病院で診断書の作成をしてもらいました。
聴覚障害で障害厚生年金3級を取得、年間約58万円を受給しました。